シキテンブログ

復元納棺師

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昨日、本を買いたいと言う娘と一緒に本屋に行った。
ノンフィクションが好きな娘が選んだ本は
『心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師』だった。
東日本大震災で亡くなった生後10日から90歳を越えるかたまで、300人以上のご遺体をボランティアで復元された笹原るいこさんのお話だ。
復元納棺師とは、納棺だけでなく、事故や災害などで損傷した顔をあくまでも、生前のような眠った状態に『もどす』ことだという。
彼女がしてこられたボランティアによってどれほどの人が救われただろう…

『親や子どもが生前の姿に戻った瞬間、生きていた時の思い出に再会できる。悲しみはたくさん愛した思い出があるから、懸命に生きてきたからだと気づけば、泣いた後、また生きていく力になる』と笹原さんはおっしゃってました。

笹原さんの活動には、頭が下がるばかりで、同業者として、涙なみだで読ませていただいた本でした。